D20100522SAT
今日は、タムホルダーベースの交換作業を行った。とても忍耐深い手術という感じだった。部室に行くと、前の練習している先輩方4人がいて、こう話しかけてきた。
「個人練?」
「はい、というか今からドラムの工事をします」
というと、ありがたいことに、彼らは快く手伝ってくれた。そして、作業を始めてから数分後、先輩方のご支援がなかったら絶対に不可能であることを思い知った。少なくとも2人いないと難しい作業だった。
我々が直面しているのは、YAMAHAの"Rock'n Road MARK Ⅱ"(現在は売られていない。結構古そう)のバスドラムの上に、ぐしゃぐしゃに変形してタムホルダーを支えられなくなった備え付けのタムホルダーベースが乗っかっているという状況である。この上にタムをセットすると、にゅるにゅると沈んでしまう。むりやり突っ張って支えていた感じで今までやってきた。
少なくともそこにいた先輩方でタムホルダーベースが変わったのを経験した人は誰もいなかったようだ。そして、x年間の長きにわたりタムを支え続けてきてグニャグニャになったタムホルダーベースを外す。4つのねじを緩め、シェルからねじを抜き、とうとう本体が外れた。おお。
そして、ここで、僕は恐ろしい光景を目の当たりにする。このとき、僕は、ねじの横幅を見て、新しく買ってきたタムホルダーベースの横幅とあってそうだと思って新しいタムホルダーベース(PearlのBB-3というやつ)を開封していた。きっとねじの寸法があうだろうという見込みのもとであけたのだ。開封したからにはもう返品はできない。そして、新旧のタムホルダーベースを互いにくっつけてみると、「・・・・違う、こ、これは違う。ねじの縦幅が5mmくらい違う!あーーーーーっ!(落)」。
もし一人でこの場にいたら、なす術もなくその場に力つきただろう、しかし、今の僕には、強力な助っ人がついている。その先輩のうち約1名が、「バスドラの穴を削ってこれ(BB-3)用にあわせようぜ」と言った。さすが。彼はプラモデルに関しては右に出る物がいなそうな凄腕職人だった。すごかった。まず、BB-3をバスドラの上において、理想の穴の場所にペンで印を付ける。(4つのうち2つは既存の穴を使い、残った2つの穴がずれているのでそこをなんとかする)次に、部室の奥から桐を出してきて、そこを削るのである。うぉぉぉ、なんだか一人でテンションがあがったが、我慢した。「だけど僕らはまだ何もしていない」からである。僕らは今まさに時代を区切っている瞬間である。そして、縦幅をあわせた穴を2つあけた。何度かは「実際にはめようとしてみては、はまらずに穴の位置を修正する」作業が続いた。とても忍耐深い作業だった。そして、・・・
4つのねじが全てはまったとき、みんなで「うおーぃ」と全員が低く、芯のある、マホガニーシェルの大口径ドラムのようなうぶ声を上げる。そして、いよいよ、タムをのせてみる。
乗った。全く動じず、沈まず、確実に宙に固定されているタムを見て、みんなで
うーいえー!!
と叫んだ。まるでおんぼろのRock'n Roadとは思えなかった。しかし、ほとんど先輩方がやってくれた感じになってしまった。すばらしい先輩方だ。感動した。
こうして、x年間誰も手を打たなかったAREA85の部室の「沈むタム」問題は解決した。
さよなら、「沈むタム」。
なお、手術中、先輩たちは、「DIVEとかするからやろ・・・」のようなことを話していた。
「んぁ?!ダイブだと?何を考えとるんじゃ。」と思ったが後の祭り。極めて遺憾。
現在、僕は、後進の育成のため、ではなく、新入生を含めうちのサークルの全ドラマーに健全にドラムを使ってもらえるよう、"HOW TO USE THE DRUMS FOR Q-FOLKERS"という冊子を製作中である。この書物にも一貫して「MAKE GOOD SOUNDS」の精神が息づいている。それは、10ページを超えるものとなり、そんじょそこらの「自分が今まで何個か書いてきた授業の駄作レポート課題」とは比べ物にならないような気合いの入りようである。徹底的な図解を加えた。そのうち全ての部室におく予定。
Monday, May 24, 2010
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